2021/3/25
公開から4年も経ったのに定期的に人が訪れる弊ブログの主要コンテンツとなっているため、文中の表現や解釈を一部わかりやすく差し替えました。
表題の通り。
以下のページで出題される8問の解説と解答集になります。どうせお遊びみたいなテストですから、悪用のしようもないし、解答全掲載でもいいよね。
知人が解説を所望したので作ったんですけど、これ書いてる最中に親切な別の方が短くまとめてらして、簡潔にまとめられる人すげーなって感じだった(しかも解法が私と全然違ってめっちゃ笑った(答えが違うということはない。はず。))。
というわけで以下ネタバレ注意。
【免責】
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問1. 1年のうち30日まである月の数は?
「30日まである」は「30日が存在する」の意味であって、決して「31日目が存在しない」の意ではない。 2月以外のすべての月が該当するので、答えは11。
問2. 四角に入る図として正しいものはどれ?
縦横斜めいずれかの3個1組に注目すると、同じ形の図が回転している規則性が見つかる。
それを踏まえると、空欄部は円の右から左に向けて放射状に線が走る形の図だと推測できるので、答えはA(解答欄左上)。
問3. 「?」にあてはまる数字は?
数列に対して、3連続の数字を1組として注目すると、左と中を足した数字が右に来る規則性が見つかる
(例えば左から A, B, C とすると、A + B = C
)。
「3, 4, ?」の数字列に注目したとき、法則に従えば 3 + 4 = ?
となるので、答えは 7。
問4. 「?」に入る図として正しいものはどれ?
縦横いずれかの3個1組に注目して3組の同じ模様順を繋がるように並べると、内側の小さな円が4ヵ所を繰り返し移動しながら、定期的に黒白と変わっていく規則性が見つかる。 このとき、黒白の法則は、「小円が上側にあるときは黒、下側にあるときは白」とわかる。
また、斜め(\向き*1)の並びの組に注目すると、全く同じ図形が並んでいることもわかる。
これらを踏まえると、空欄部にあたる図形の特徴は「右上に黒の小円がある」となるので、答えはC(解答欄左下)。
問5. 「?」に入る図として正しいものはどれ?
いわゆる「魔方陣」の一種。ただし斜めを考えないので厳密には違う。
全体を踏まえつつ縦横の3個1組に注目すると、1組につき「線の向き(縦横斜めの3種)」と「線の本数(1〜3本の3種)」を組み合わせる規則性が見つかる。
空欄部を含む縦横2組の要素を順番に確認すると、足りない要素は「縦向き」で「線1本」の図だと推測できる。 以上を踏まえると、答えはA(解答欄左上)。
問6. 次の中から正しい答えを選んでください
算数の問題で連立方程式を解くように、複数の条件文から重なる要素を取り除いて、求めたい要素に絞っていく。
設問文に登場するミステリ文を登場順に A, B, C と名付けると、文 A と B を比べることで、どちらにも含まれている言葉「危険」を意味する文字がわかる。 同じように文 A と C を比べると「爆発」を意味する文字がわかる。
すると、回答を求められているミステリ文字が含まれる文 A「危険 ロケット 爆発」の中で、まだ意味と文字の対応が取れていないペアは「ロケット」だけなので、余ったミステリ文字が対応すると判断できる。よって答えはロケット。
問7. 「?」に入る図として正しいものはどれ?
いわゆる「魔方陣」問題その2。やはり斜めは考えない。
問5のときと同様に3個1組を基準に比べると、1組に対して「外枠の形(○△□の3種)」と「小円の位置と色(外枠の内外、白黒の組み合わせで全4種あるが、そのうちの3種)」を組み合わせる規則性が見つかる。
空欄部を含む縦横2組の要素を順番に確認すると、足りない要素は「外枠が△」と「外枠の内側にある黒の小円」を組み合わせた要素だと推測できる。 当てはまる図を解答欄から探して、答えはA(解答欄左上)。
問8. 「?」に入る図として正しいものはどれ?
図形の足し算引き算。
縦横斜めいずれかの3個1組に注目して、図形を適当な順でそれぞれ A, B, C と名付けた時、「AとBを比べて、両方の同じ場所に線があったら消して、片方にだけあったら残す、それがCの形になる」という法則性が見つかる。
例えば、設問の図にある上の一行を1組として、それぞれの図形を左から A, B, C と名付けると、 A「バツ印と上線」とB「バツ印と下線」となり、これを比べる。
AとBの両方にあるのは「バツ印」の線、これは消す。どちらか片方にだけあるのは「上線」と「下線」、これを残す。残ったCの形は「上線と下線」で、AとBを比べてできた図形と同じになる。
同じ考え方で空欄部を含む1組に注目すると、空欄部は「下線と左線と右線と右斜線」だと推測できる。 回答欄から探して、答えはC(解答欄左下)。
はい、以上8問でした。何問できてました?
私は6問。
ちなみに正答数と評定の対応は以下。
正答数 | 評定 |
---|---|
0〜 | 普通レベル |
2〜 | 優れたレベル |
4〜 | MENSA会員レベル |
6〜 | アインシュタイン!? |
満点だと特別なファンファーレが鳴るとか、そういうのはない。
MENSA(メンサ)はIQ(知能指数)がずば抜けて高い事を入会要件とした組織で、IQが高いっていうのは庶民的に言うところの「ひらめき力」が高いってことだよね、という一般人的凡庸な発想を経てこういうwebページが濫立するんだと思うんですけど、こんなの所詮100円均一で売ってるなぞなぞ本と同じで、なぞなぞ本の問題が解けないからって大袈裟に嘆く必要はないし、なぞなぞ本が解けただけで調子に乗るのもヤレヤレって感じだ。
もし、こういう「ひらめき力」「論理的思考力」みたいな問題がマジで何もかも全然解けない助けて、というのであれば、専門の病院で知能検査を受けるのもアリかもしれない(IQを測ったり、脳の向き不向きがわかる)。 「発達障害(知能障害)の検査」みたいな名前だったりして嫌な気分かもしれないけれど、高IQも低IQも「平均から大きく差がある」部分では同じで、平均との差を測るテストとしては同じ属性のものなので、深く気にしない方が良いでしょう。
終わりに。
この検証全部手作業でやったけど、コード読んだ方が楽だったかもしれんし、私エンジニア向いてねぇなってつくづく思う。
他にいい思考法があったら署名付きで載せるからどんどん言ってくれよな。
*1:左上から右下